レミニセンティア井上雅貴監督 イベント報告 その1
7月1日、2日とシネマクロールに井上監督をお招きし、トークショーを行いました。
その時の内容を少しずつアップしたいと思います。
本日はまず、なぜロシア?といったところから。
〇なぜロシアで映画を撮ろうと思われたのですか?
ロシアの巨匠アレクサンドル・ソクーロフ監督の映画「太陽」にメイキング監督として参加した際に、ロシア人の映画の作り方、また映画に対する考え方に感銘を受け、ロシアで映画を作りたいと思ったそうです。
〇ロシア人の映画の作り方・映画に対する考え方とは?
ロシアの国民性は
「思ったことを素直に伝える」
「自分の意見を主張する」
よって年齢・職業関係なく、監督に「ここはこうしたほうがいい」と伝えるそうです。
すべては「みんなで素晴らしい映画に仕上げよう」という映画に対するリスペクト。
ちなみにロシア人に「あなたは何をやっている人ですか?」と聞くと
「絵を描いています」
「小説を書いています」
などと答える人が多いそうです。
これはソ連時代の「仕事=労働」といった概念からくるそうですが。
こういった文化的背景からも「映画を撮る」ということはロシア人にとっては大変すばらしいことで、「私に協力できることはないか」と撮影にとても協力的、とのことでした。
撮影当初では予定していなかった場所でのシーンが何か所かあるそうです。
「私の知り合いが〇〇で働いている。そこに都合をつけてあげるからぜひ撮影してきなさい」など。
トークショーの続きはまた明日アップします。
「もう一度、見たい!」というご要望にお応えして、映画の半券をお持ちの方は
リピーター割引900円でご覧になれます。
7日金曜日まで。みなさんのご来場をお待ちしております。
レミニセンティア 上映(89分) スケジュール11時、14時、17時、20時
当日券1,100円
シネマクロール 山口県下関市細江町2-2-10 3階