レミニセンティア井上雅貴監督イベント報告 その3
- 01cinepos
- 2017年7月6日
- 読了時間: 2分
シネマクロールでの上映も、残すところあと2日となりました。
今回からは映画本編の内容にも少し触れるようなお話をご紹介したいと思います。
まだ映画をご覧になってない方はお気をつけください。
すでにご覧になった方は一層、理解が深まると思います。そしてもう一度見たくなる…。
上映は金曜日まで!
映画の内容や撮影話についてはパンフレットにも詳しく掲載されています。
1部500円で販売いたしております。ぜひお買い求めくださいませ。
「レミニセンティア」はロシア人が見て”おもしろい”と思う映画を目指しています。
日本人が外国人がとった日本の映画を見て”なんだ?!”と思うような映画にするのは、絶対に避けたかった。
なのでロシア人が見ればわかるけど、日本人が見てもわからないことがたくさん出てきます。
まず「レミニセンティア」の意味。
「おぼろげに思い出す、断片的な記憶たち」という意味で、日本語で言うと「追憶」に近いイメージ。
でも、もっと、ふわっとした、記憶がわーと(ポコポコ)湧き上がってくる、という感じ。
ロシア人の特性として、なにかあると”記憶違い”にすることが多い。
なにかあっても「それは記憶ちがいだよ」「ああそっか」みたいな。笑
そして教会のシーン。
主人公が「子供の時に一度来ただけ」と言っています。
設定では主人公は旧ソ連時代の人間です。ソ連時代は宗教を否定していました。
なので無神論者はいまだにたくさんいます。
無神論者と話すと本っ当に怒られます「神様はいないんだ!」と。
主人公は「神様はいない」という時代に教育されて育った人間なので、教会にくること自体がまず、珍しい。
そして、マリアに十字架を切る、そのこと自体がすごく大きいこと。
マリアに十字を切ったあとに、光が当たって、マリアが出てくる。
そこでロシア人なら「あ、これは非現実的な物語なんだ」とわかる。
このシーンの意味の重大さは、日本人には説明しないとわからないと思います。
歴史や文化背景、国民性がわかると、映画の理解がより一層深まります。
ロシアの方がこの映画を見たとき、日本人監督が撮っているとわかるのでしょうか…。
もう一度見たい、という声にお応えして、半券お持ちの方はリピーター割引900円でご覧になれます。
11時、14時、17時、20時
当日1100円。
7日、金曜日まで。
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